工場勤務歴10年のわくぽんです。
工場で働くと「改善報告」などで、効果をグラフで表すことがよくあります。
(下図イメージ)

そこでグラフの作成にかなり時間をかけている人をよく見かけます。
上司からの修正があるたびに微調整していました。
エクセルの「グラフ機能」を作れば早く簡単に上記のグラフを作ることが出来ます。
棒グラフでの比較表はよく使われるので、作り方を覚えましょう。
更にテンプレートを作っておけば、次からのグラフ作成時間を大幅に短縮できるので、是非テンプレート作成までマスターしましょう。
この記事では以下について紹介します。
- 棒グラフの作り方
(冒頭にある図のグラフです) - 定期的にグラフを作る方への仕事時短術
(テンプレート作成)
僕の働いている工場では、意外とグラフを素早く作れる人が少ないです。
スキルを身に付けると他の人と差をつけることが出来るので、ぜひ時短術まで覚えましょう。
Contents
エクセルで棒グラフ(比較表)の作り方
今回は僕の工場でよく使われる「改善効果を比較する棒グラフ」の作り方について紹介します。
イメージは下図になります。

それではさっそく棒グラフを作っていきましょう。
①エクセルに必要情報を入力する。
まず最初にエクセルに情報を入力していきます。

グラフを作るだけであれば「C5~D6」だけの情報でも問題ありません。
②グラフ機能を用いて棒グラフを作成する
エクセルに情報を入力したら、グラフに用いるデータの範囲を選択します。

次にエクセル画面の上にあるタブから「挿入」をクリックし、棒グラフを選択します。



これでグラフの形は出来ました。
あとは資料として使えるようにグラフを仕上げます。
③グラフタイトルの入力
今回のようにグラフを作るとグラフのタイトルは「グラフタイトル」と表示されてしまうので、タイトルを変更します。
タイトルはテキストになっているので、タイトルをクリックして変更を行います。

最初からグラフタイトルを表示させる方法もあります。
例えば今回の場合、最初のグラフ選択範囲で「B5~D6」を選択しておくと、グラフタイトルには「作業工数」が最初から表示されます。(B6の値がタイトルに反映されます)
④データラベルの追加
データラベルは「グラフに表示される数字」です。
今回は2つのデータを比較するので、数字がはっきりしていたほうが良いと思いデータラベルを表示させました。
手順は以下になります。


たったこれだけです。
データラベルの位置は簡単に変更できます。
やり方を以下に記載します。
棒グラフにカーソルを合わせして右クリックし、「データラベルの書式設定」をクリックしラベルの位置を選びます。

選んだラベル位置によって、グラフのラベル位置が切り替わります。
書式設定にあるラベルの位置4パターンついては以下になります。

また、ラベル単体での位置変更も可能です。
ラベル自体を選択して「ドラッグ&ドロップ」を行うことで、お好みの位置にラベルを移動できます。
「ドラッグ&ドロップ」はパソコン操作方法の呼び名で、対象を選択(マウスでクリック)し、マウスのボタンを押したまま画面上を移動して任意の位置でボタンを離す操作のことです。
⑤グラフの縦軸にラベルを追加
最後にグラフ縦軸にラベルを追加します。
今の状態では数字の「単位」が分からないので、縦軸ラベルに「単位」を記載します。
単位が表示されていないグラフをよく職場でみかけますが、分かりづらいです。
時間であればそれが「秒」なのか「分」、「時間」なのかを分かるように表示しましょう。
軸ラベルの追加方法は以下になります。
グラフを選択するとエクセル画面の上にあるタブに「グラフのデザイン」が表示されます。
そこから「グラフ要素を追加」を選択し、必要な軸ラベルを選択します。


これで以下のように軸ラベルが追加されました。
「軸ラベル」と表示されているので、名前を変更します。
※この時「単位」を書くようにしましょう。

以上で棒グラフは完成です。
エクセルで棒グラフ作成する時の時短術
毎回1からグラフを作るのはめんどくさいので、頻繁にグラフを作る方ははテンプレートを作っておくと便利です。
今回と同様のグラフであればエクセル入力だけでグラフが完成するので、1分もかからずにグラフを作ることが出来ます。
ここまでの記事で既に棒グラフは出来ているので、後は「グラフタイトル」と「軸ラベル」が自動反映されるようにグラフに数式を用います。
グラフタイトルに数式を用いて自動反映させる
グラフタイトルは数式を用いることで自動反映させることが出来ます。
やり方は以下の図で説明します。


数式の入力はこれだけです。
あとはセルに書いてある内容を変更すると、自動的にグラフのタイトル

軸ラベルに数式を用いて自動反映させる
軸ラベルについても先ほどのグラフタイトルと同様に数式バーに「=」+「セル選択」で自動反映できます。

以上でグラフの「タイトル」「ラベル」に数式入力が完了しました。
後はテンプレートを作っておけば次回からのグラフ作成がめちゃくちゃ早くなります。
例えば下図のような感じで使えると思います。

補足ですが、効果のところ(セルE6)には「=C6-D6」の数式が入っています。
改善効果として、改善前後でどれだけ数値が変わったのかを自動計算してくれるように設定しています。
【最後に】エクセルで棒グラフの作り方&時短術について
エクセルは便利ですが、使いこなしていない人が多いです。
(僕もまだまだですが・・・)
棒グラフは簡単なのでしっかりと使いこなせるようにしていきましょう。
また、時短術を覚えて仕事スピードを上げると、周りから「おっ!早いね!」と言われるようになるので活用しましょう。
エクセルの教科書もあるので紹介しておきます。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事がお役に立てれば幸いです。